野村 隼人

病棟医長という仕事から得たのは、広い視野と聞き取り力

入局後8年で病棟医長に就任しました。病棟内の業務がスムーズに進むようにスタッフ間の連携を取る、いわば現場監督のような立場です。あらゆる現場の声を聞き、それぞれの持ち場の最前線で働くスタッフの気持ちや苦労を改めて知ることができました。この仕事を通して培った「聞き取り力」は患者さまの診察にも生かされるので、臨床医師としてもステップアップできたと感じています。
患者さまが治療により改善していく姿を目にした瞬間こそが医療人の醍醐味だと思います。これからも大切な仲間と力を合わせて、より多くの患者さまの笑顔を見届けたいと思います。

野村 隼人(2015年入局/専門医)

入局の決め手となったこと

“最後の砦”である岡山大学病院には多彩な症例が集まり、皮膚科もその例外ではありません。医師として成長するのに充分な経験を得ることができると考えましたが、最終的には教育熱心な上級医ぞろいで活気ある雰囲気に惹かれ、入局を決心しました。

入局して良かったこと

立場上、病棟医の治療方針に関する相談に乗ることも多いですが、とくに若い先生には分かりやすく丁寧にお話しするよう心掛けています。それはかつて私が先輩にそうしていただいて嬉しかったから。私だけでなく医局の先輩医師みんなが若手を大切にし、立派な医師に育てようとする気持ちをもっていることが、良い雰囲気を生んでいるのだと思います。

1日の流れ

8:30 【出勤・病棟回診】 入院患者さまのもとを訪れ、患部の確認や処置を行います。
9:00 【外来診療】 処置やシュライバーは若手の先生にお願いしています。
13:00 【昼食】 この日は患者さまが多く、外来診療が昼過ぎまでかかりました。
15:00 【病棟回診】 午後は入院患者さまの処置を中心に。
18:00 【退勤】 カンファレンスがない日は定時で業務が終了します。

入局を考えている方へのメッセージ

岡山県内のみならず、中国・四国地方を中心とした近隣エリアからも多くの患者さまが来院します。メラノーマや希少疾患例も多いので勉強になること間違いなし。それに比例して手術例も多く、年間およそ400件を数えます。手術の腕を磨きたい方には最適の環境です。
また、病理カンファレンスは毎週実施しており、皮膚病理の経験が多く積めることも当局の魅力です。
general medicine の中で通用する高い臨床能力を有する皮膚科医を目指しませんか?