立花 宏太

治療の先にある生活に思いを寄せる皮膚外科医でありたい

私は皮膚外科でおもに手術を担当しています。とくに悪性黒色腫や基底細胞癌、有棘細胞癌といった皮膚悪性腫瘍の患者さまを診療することが多いです。
皮膚腫瘍は顔などの目につく箇所にできることも多いため、治療のみならず整容性かつ機能性を考えての手術が必要となり、あらゆる選択肢から最良を思われる方法を考えなくてはいけません。その判断が難しくもあり、皮膚外科ならではの魅力でもあると考えています。
さまざまな症例にふれ、手術技量の向上を目指して勉強の毎日です。確かな技術を身に着け、患者さまから信頼される立派な皮膚外科医になりたいと思っています。

立花 宏太(2017年入局/専攻医)

入局の決め手となったこと

視診だけである程度の診断ができるという点に魅力を感じ、皮膚科医を志しました。目で見てわかるということは、患者さまと接した数だけ確実に経験を積めるということ。一人ひとりを丁寧に診察することで、広い視野と洞察力が身に付いていると思います。
岡山大学を選んだ理由は、中四国最大規模かつ主要な大学なのでさまざまな症例を経験することができると考えたからです。

入局して良かったこと

入局前に期待していたとおり、他県や他院からの紹介も多く、多彩な症例や希少な疾患を経験することができています。これは年間約400名の入院患者をもつ岡山大学ならではだと思います。
また、皮膚外科は執刀させてもらえる時期が比較的早いです。必要な技術が早期に修得できる点も、皮膚外科医を続けていく上での自信につながっています。

1日の流れ

8:30 【出勤】 コーヒーを飲みながらメールの返信とカルテチェックを行います。
9:00 【手術】 この日は朝から手術室へ。大きな手術以外はレジデント医師に執刀を任せることも。
14:00 【昼食】 手術や仕事が立て込んでいる日は、合間の時間で食事をとります。
15:00 【処置・病棟回診】 手術が終わり次第、病棟回診。患者さまの創部をチェックし、必要に応じて処置します。
17:00 【手術カンファレンス】 週初にその週に行われる手術の方法について医局員全員でディスカッション。和気あいあいとした雰囲気で、レジデントも積極的に発言できます。
18:00 【退勤】 遅い日でも19時には業務終了。家事や趣味の時間も確保きでます。

入局を考えている方へのメッセージ

女性医師が多い診療科ですが、男性医師が活躍できる場面も多いです。例えば女性医師を希望する患者さまがいる一方、男性の患者さまの中には男性医師を望んでいる方も多いです。
スタッフの先生は全員優しく、医局内は本当にいい雰囲気なので、男女関係なく、それぞれの特性を生かして協力しています。
皮膚外科は志望者が少なく、実は穴場なんですよ。
外科と比べて執刀させてもらえる時期が早いので、手術がしたい先生には非常におすすめです。
ぜひ一緒に手術をしましょう!入局をお待ちしています。