安富 陽平

難しいから面白い。いつの間にか研究に夢中です

現在私は大学院生。研究しつつ外勤も担当させてもらっているので、忙しくも充実した生活を送っています。外勤業務の一例を紹介すると、週1回は大学病院の外来処置室の当番、外来担当医のシュライバーや往診など。週1回はカンファレンスに参加して、2カ月に1回ほど病理のデモ当番を行い、臨床や病理の勉強。学ぶ機会を与えてくれることに感謝して、謙虚に勉強し続けることが大切だと考えています。
私自身、実は研究大好きというタイプではなかったですが、上司や周囲の勧めもあり大学院に入学しました。いざ研究を始めると、その面白さや難しさを知ることができました。気付くと研究のことを考えている時間が多くなった気がします。

安富 陽平(2018年入局/専攻医・大学院生)

入局の決め手となったこと

幅広い皮膚疾患の勉強ができることに加え、医局の雰囲気が良いことも入局を決めた理由です。和やかながらも活気にあふれていて、やりがいを見出せそうだと感じました。

入局して良かったこと

外勤先などで分からない症例に出会った時は上級医に相談して、適切なフィードバックを受けることができます。また、上級医の外来シュライバーにつくことで、皮膚科診療の取り組み方や技術を学ぶことができます。研究期間中は病棟医の仕事が免除されるため、研究に没頭することができます。

研究について

臨床の勉強をしながら、大学院生として研究も十分に行える。それが当科の魅力のひとつであると思います。
私は基礎の教室でメラノーマを専門に研究しています。予後が悪い皮膚癌であるメラノーマに苦しむ患者さんの役に立ちたいという夢をもって、細胞やマウス等を用いて新しい治療法の開発に勤しんでいます。実験で予想通りの挙動になった時は嬉しいですし、逆に思いもよらない結果を得たときの驚きも良いものです。実験はうまくいかないことも多いですが、未知の領域を明らかにするワクワクとドキドキが、研究の醍醐味だと思います。

1日の流れ

9:00 【出勤・実験】 培養している細胞や、マウスを解析してデータをとります。
12:00 【昼食】 実験が一段落したタイミングで昼休憩。ランチは弁当派です。。
13:00 【実験】 午前とは別の実験を行い、データをまとめます。
20:00 【退勤】 無理をしすぎず適度に切り上げ、翌日に備えます。

入局を考えている方へのメッセージ

私の経験から、大学院入学をおすすめします。研究というと孤独に淡々と打ち込むイメージを持たれがちですが、当局は違います。医局の雰囲気が大変よく、行き詰まった時には優しい上級医が快く真摯に相談に乗ってくださいます。
今は新型コロナウイルスの影響でできていませんが、医局の飲み会が楽しいところも、おすすめのポイントですよ。